高校生の頃赤髪でピアス穴二個のつまがお義母さんにポイントのずれた怒られ方をされていたことを聞かされた件

赤髪ドナルド

それぞれの家族にそれぞれの。
いろいろあるのだと思います。
我が家の子育て論をゆるがしそうな話が。

本日朝のこと。
いつもより少し遅い朝。
コーヒーでまったりと。
こんな朝がたまにあってもいいじゃない。
これで美味しいモーニングでもあれば言うことなし。
もちろん、そんなことはおくびにも出しません。

下の子を抱いたむすめ『つま』がダイニングの向かい側に腰を下ろします。
たわいのない話。いつものこと。
ロイターのニュースから目を離すことになったのはそんなたわいのない話の中のこと。

つま  「あなた高校生の頃、どんな人だったですか?」
わたくし「ん?」

実は、私たち夫婦ですが、それぞれの過去についてほとんど知らないのです。
はじめて会ってから今までのことはもちろん6割方覚えていますが、会う前のことは全く。
聞いたこともありませんし、聞かれたこともないのです。
つまが台湾内務筋の『エージェントT(つまのT)』で夜な夜な短波ラジオに耳を傾けていても、骨格が超合金のアンドゥロイドであっても、霊界の住人と小さい頃に交信していたとしても、わたくしにとってはどーでもいいことなわけです。

話をよくよく聞くと、なにやら知り合いの高校生になる子がまっとうに成長しているとのこと。
携帯をほしがったり、休み中に髪を染めたがったり。
高校生の願いとしては、まっとうです。ひじょうにまっとうです。
その願いを様々な理由があって、親がはねつけているとのこと。
理由を聞けば、それもまっとう。
それぞれの家族にそれぞれの教育方針。
これ当たり前のこと。

わたくし「まぁ、理由があるんだから仕方ないよね」
つま  「………」
わたくし「えっ、違うの?」
つま  「普通………親に言うかい?」
わたくし「おま………」

なにやら雲行きが。

つま  「昔、髪赤く染めてかーちゃんに怒られたことある」
わたくし「いつ?」
つま  「高校生の頃。どうして赤なのって、かーちゃん激怒」
わたくし「………」
つま  「それに、●●に行って、ピアスも二個あけたし」
わたくし「高校生で?」
つま  「うん。どうして二個なのって、かーちゃん激怒」

ああ、義母ちゃん。
動じず激怒。ある意味すげぇ。ポイントずれてるけどすげぇ。

つま  「普通、言わずにやるでしょ」
わたくし「いやいやいや、現実はそうだとしてもだ、言わずにやってしまう子どもに育てないのが親の役目とも言えるぞ」
つま  「うちの親に文句あるんですか?」
わたくし「ないですけどね、もちろん、ないですけどね………」
つま  「やってしまえばいいのに」

ある日突然、赤い髪で帰ってくるむすこ。
ある日突然、耳に二つの穴を開けて帰ってくるむすめ。
恐ろしい。考えただけでも恐ろしい。
まぁ、誰かに置き換えて考えることができないのが、『THE・中華系クオリティ』なんですけどね。

十年後の我が家。

シーン628/赤い頭で帰ってきたむすこに気付くつまの昼下がり

つま  「どうして赤くなんて染めたの!?」
むすこ 「うっせ、ババァ。俺の勝手だろ!」
つま  「あなたも何とか言ってください!」
わたくし「てめぇ、このやろう。なんだ、その口の利き方は!」
つま  「何怒ってるの?」
わたくし「えっ?」
つま  「茶色のほうが似合うと思わない?」
わたくし「………」
むすこ 「マジで? 実は迷ったんだよねぇ」

シーン654/むすめの耳の二つの穴に気付いたつまの夕食後

つま  「どうして穴を開ける前にママに相談しないの!?」
むすめ 「だってぇ。どうせダメって言うしぃ」
つま  「あなたも何とか言ってください!」
わたくし「耳に穴なんて高校生の分際で。自分で稼げるようになってから開けろ!」
つま  「分際って何?」
わたくし「えっ?」
つま  「相談してくれれば、いい病院教えてあげたのに」
わたくし「………」
むすめ 「マジで? ちょー痛かったのにぃ。ちょー損した気分」

あっさりといなされるわたくし。考えただけでもぞっとします。
こうならないようにちょっとずつちょっとずつ何とかしていこうと思う今日この頃。
長文すいません。

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